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漫画読書日記

自己満足の為の読書感想文。

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最近購読した漫画21【古本/スポーツ漫画】



 特定のスポーツ物を積極的に選んで読む事は余り無く、大抵はキャラに惹かれて「読んでみよう」と思う事が多いです。しかしスポーツ漫画で最も表現すべき事が「そのスポーツが持つ魅力」であるならば、そのスポーツの事が本当に好きで、楽しんだり一生懸命に打ち込んでいる魅力的な人物を描く事は、決して目的から外れてはおらず、そうした人物に惹かれて作品を手に取る事も、あながち間違いでは無いと思います。また、珍しい設定やシチュエーションに興味を持って手に取る事も偶にありますね。今回の本は、それぞれ去年の12/28・今年の1/15に購入した物です。

 「群竜伝(GUNRYUUDEN)」 本宮ひろ志(MOTOMIYA HIROSHI) 1・2・3・4巻・・・・・「週刊少年マガジン」1972年?号〜1973年?号に連載。自分を裏切ったプロ野球界への凄まじい怨念を込めて、自分の子供が産まれようとしている正にその瞬間に、焼身自殺をした1人の男が居た。それから17年後、暴力が支配する荒れ果てた高校に、背中に龍の入れ墨を持った男が転校して来る。彼の目的は、荒んだ荒くれ者共を1つに纏めて甲子園に出場する事。同じ様に龍の入れ墨を持った9人の仲間と出会い、プロ野球界へ殴り込みを掛け、父の無念を晴らす為に…。
 9人の仲間が遂に揃い、いよいよこれから大きな事を成し遂げようという所で唐突に物語が終わっているが、その後の彼等が如何なる事を成し遂げるのかについては、以後の同作者の作品に、その片鱗を見付け出す事が出来るかも知れない。たった4巻で終わった作品にしては、余りにも凄まじ過ぎる内容です。
 同時代に描かれた中島徳博(NAKAJIMA NORIHIRO)の「アストロ球団(ASTRO KYUUDAN)」(「週刊少年ジャンプ」1972〜1976年連載)に設定が似ていますが、あちらは「南総里見八犬伝(NANSOU SATOMI HAKKEN-DEN)」を下敷きにしている事から、こうした設定自体は昔からよく使われて来た王道的展開だと言えるでしょう。

 「テニスボーイ(TENNIS BOY)」 寺島優(TERASHIMA YUU)&小谷憲一(KOTANI KENICHI) 1〜14巻・・・・・「週刊少年ジャンプ」1979年?号〜1982年?号に連載。元野球少年の飛鷹翔(HIDAKA SHOU)は、別荘地で賭けテニスをしている所をスカウトされ、テニスプレーヤーを育成するカリフォルニア学園に入学する。苦しい特訓を物ともせず、ENJOY TENNISの精神で、常に楽しく、しかし真剣にテニスに打ち込み、やがて世界に通用する一流の選手に成長する…という物語。作者の小谷憲一(KOTANI KENICHI)は、同時代の「ジャンプ」連載作家の中では、金井たつお(KANAI TATSUO)と共に、SEXYな女性を描く事では定評のあった作家であり、テニス漫画として普通に読んでも面白いのですが、「可愛い年下の少年とクールな年上の女性」というカップリングを邪な目で見るのもまた違った楽しみ方があるかと思います。
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