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漫画読書日記

自己満足の為の読書感想文。

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最近購読した漫画08【古本/ホラー・オカルト】



 今回の本は去年の6月(日付不明)・7月(日付不明)・7/27・8/26の4回に渡って購入した物です。中には「ホラー漫画に分類するには少々無理があるかも知れない」と思った物も含まれている為、タイトルを【ホラー・オカルト】としましたが、恐怖物自体は好きでよく買って読んでいるので、これからもちょくちょく紹介する事になると思います。画像の左上から順に紹介。

 「14歳(Fourteen)」 楳図かずお(UMEZU KAZUO) 1・3・6巻・・・・・「ビッグコミックスピリッツ」にて1990年〜1995年に連載。環境破壊が進み、人々が地下へと居住地を移した未来社会で起こる奇怪な事件の数々。人工的に細胞を培養させて作られる食用の鳥肉から生まれたチキン・ジョージ(Chicken George)博士は、動物達の代表者を名乗り、動物を守る為に人類絶滅を企むが、コンピューターの予想では、人類が滅びると動物も同時に全て滅んでしまうと言う。しかしその人類も、これから生まれて来る者達は皆14歳までしか生きられないと言うが…。
 1巻ではチキン・ジョージという異形の存在の誕生に対する恐怖が描かれ、3巻では、地下に大規模な研究施設を持つに至ったチキン・ジョージが、捕えた人間のコピー体を使った数々の恐ろしい実験を行い、また、同時期に植物の葉緑体を持った緑色の赤ちゃんが人間の世界で誕生する。6巻の前半では、1巻の最序盤で登場し、緑色の赤ちゃんを産んだ少女とチキン・ジョージが接点を持つに至り、後半では、アメリカとカナダの国境にある三千年杉を切り倒した事をきっかけに、地球上の植物が全て枯れ始める。そして緑色の赤ちゃんから取り出した葉緑体に全ての植物の遺伝子データが保存されている事を知ったチキン・ジョージは、葉緑体を動物達に植え込んで、いよいよ地球脱出計画を実行に移そうとするが…。
 この時行った古本屋では、文庫版はほぼ全巻揃っていたのですが、こちらのビッグコミックスバージョンで揃えたかったので、こんな中途半端な買い物をする羽目になってしまいました。因みにこれ以外の巻は、未だに手に入っていません。1巻と3巻の間で随分話が飛躍しているかと思えば、3巻と6巻はそのまま続けて読んでも余り違和感を感じないぐらいに話が近接しており、抜けている2・4・5巻の内容が非常に気になります。

 「学校の怪談(GAKKOU NO KAIDAN)」 日本民話の会・学校の怪談編集委員会&小川京美(OGAWA KYOUMI) 9巻・・・・・「月刊プレコミックブンブン(Pre-Comic Bun-Bun)」2004年1月号から連載開始、掲載誌の休刊に伴い、2009年10月号にて連載終了。学校に纏わる怪談を集めたオムニバス形式の短編集で、可愛くディフォルメされた学校関連の都市伝説キャラ達が案内人を務めており、怖い話を扱ってはいるものの、低年齢向けの可愛くシンプルなタッチの絵柄となっています。表紙に描かれているのは、今巻で紹介されている鎧武者の「カシャカシャさま」と案内人の1人・トイレの花子(HANAKO)さん。
 元々子供向けに集められた怪談集を漫画化した物であり、全て実際にあった話とされているだけに、何処かで聞いた事がある様な話や、割とあっさりした内容の物も多いのですが、それが逆にリアリティがあって身近に感じられ、子供には怖く思えるのかも知れません。この手の話は読んだり聞いたりした時よりも、後でその話の内容に近いシチュエーションで思い出した時にゾッとさせられる事が多い為、本来の真価が発揮されるのはその時なんですよね。子供向けとは言え、大人でも心底恐ろしいと思える様な話も時々含まれていて侮れません。
 この9巻では異空間物や封印された開かずの部屋・開かずの便所といった、場所や空間に纏わる話が目立っていた印象があります。特に異空間物は、何者かの意思が働いているのか、そういう未知の「現象」なのか解らない無機質な所が不気味ですね。また、明らかに何者かの意思が働いているにも関わらず、結局正体は不明のまま終わってしまう話も何だか不気味で怖いです。「お待たせしました…」は、開閉時に声で電車の通過を知らせてくれる踏み切りに纏わる話で、本を読みながら歩いていた少年が、本の上下から踏み切りが上がって行く様子と歩いて行く通行人の足が見えた為、電車が通過したと思ってそのまま本を読みながら踏み切り内に足を踏み入れた所、電車に撥ねられてしまうという内容なのですが、その「足」の正体が明かされない不気味さと、倒れている少年を放ったまま、電車の通過を淡々と知らせる踏み切りの声の無機質な不気味さに、非常に恐ろしさを感じました。

 「霊感少女あやの 骨骨(REIKAN-SYOUJYO AYANO KOTSU-KOTSU)」 のなかみのる(NONAKA MINORU)・・・・・

 「ショック・サイエンス(SHOCK SCIENCE)」 あすかあきお(ASUKA AKIO) 2巻・・・・・「月刊ファミ通ブロス」199?年?月号〜????年?月号に連載された物の内、この2巻には1998年8月号〜1999年3月号掲載分を収録。隠された真実を暴くという取材レポート風のオカルト漫画シリーズで、基本的には「尤もらしく言ってはいるが、余りにも嘘臭い内容のトンデモ論」といった印象が強いものの、フィクションとして描いているのかノンフィクションとして大真面目に描いているのかの判断が難しい為、「リアリティのあるフィクション」か「実際に起こっている怪奇事件に、非常に空想的な解釈を加えた物」として、飽くまでその「どっちつかずさ」を楽しむのが正解なのかも知れません。
 2巻の内容は、前半が「アメリカ政府がエイリアンと密約を交わし、独自に製造したUFOの飛行テストを行う」といった内容、後半が「プエルトリコで多発している家畜虐殺の犯人は、目撃談が相次ぐ未知の生物チュパカブラであり、その正体は、太古の翼竜の生き残りと、グレイが変化した物との2種類がある」という、事実だと捉えるならばかなり衝撃的な内容です。毎回冒頭で数ページに渡って自己紹介と自分が携わったゲームの紹介をするのは、単行本で読むと少々しつこくて無駄な部分である様にも思えるのですが、連載されていたのがゲーム雑誌である事を考えると、ゲームとの関連性を強調する為に必要だったのかも知れません。「この作品中で公表した全ての説は、あすかあきお説として、他誌に先駆けて公式に発表するものです」という一文は、「事実として訴えているのだ」というリアリティを増す為の演出としての、お馴染みの決まり文句ですね。

 「新デビルマン(SHIN Devil-Man)」 永井豪とダイナミック・プロ(NAGAI GOU TO Dynamic Pro)・・・・・1979年〜1981年に「バラエティ」及び「月刊少年マガジン」にて発表された読み切り連作。第1話は協力/辻真先(TSUJI MASAKI)、第3話は協力/高円寺博(KOUENJI HIROSHI)、全6話。
 過去の世界で暗躍する悪魔(Demon)を倒す為に、タイムスリップを繰り返す明(AKIRA)と了(RYOU)。悪魔が居ようと居まいと、悪魔を倒そうと倒すまいと、結局人類は愚かで残虐な歴史を自ら歩む結果となる。テーマは解るが「デビルマン」の正史に組み込むには無理がある様にも思われ、「デビルマン」ではなく別の作品でやった方が良かったのでは…とも思ったのですが、キャラが明と了だからこそしっくりくるストーリーである様にも思える為、判断が難しい所です。本の形式によっては本編に組み入れる形で掲載されている場合もあるらしく、「本編の流れを壊す」という意見もある様なので、やはり飽くまで番外編として、本編とは別個に楽しんだ方が良さそうです。

 「魔太郎がくる!!(MATAROU GA KURU!!)」 藤子不二雄(FUJIKO FUJIO) 1・2・4・5・6・9・11・12巻・・・・・「週刊少年チャンピオン」1972年30号〜1975年48号に連載。虐められっ子の主人公が、自分を虐めた相手に対する恨みのパワーで様々な恐ろしい復讐を行うという内容の、学園恐怖漫画。魔太郎が虐められている間はそちらに感情移入して、虐められる事自体を恐ろしく思うのですが、後半は一転して魔太郎の復讐劇の方に恐ろしさを感じるという、考えてみればかなり凝った作りの恐怖漫画です。
 1巻の序盤6話目までは、話の最後に魔太郎を虐める次の相手が登場するといった終わり方をしている事が多く、直接ストーリーが繋がっています。1・2巻は同級生の虐めっ子や上級生の不良等、身近に居る嫌な奴に絡まれる話が多いですね。3巻で切人(KIRIHITO)が登場し、4巻では怪奇や(KAIKIYA)主人と由紀子(YUJIKO)の妹の由津子(YUTSUKO)が初登場。切人絡みの話が増え、魔太郎を取り巻くコミュニティーが形成されて世界観が安定してきた印象があります。
 5巻では「夢魔の家」や「ガラスの中の別荘」の様な不思議な話や、予知夢、TV出演、漫画のモデルになる等、少々突拍子も無い方向へ話の幅が広がった印象。6巻では「吸血少年団がくる!!」「きれいなバラにはトゲがある!!」「オリエンテーリングのすすめ」等が印象に残りました。「オリエンテーリングのすすめ」では、結局木島(KIJIMA)に対してどういう仕返しをしたのか謎ではあるものの、森の中で彷徨い、辺りがドンドン暗くなっていくという、仕返しに至る仮定が非常に恐ろしく感じられましたね。
 9巻では、ハエ男、半魚人、サボテンの手、鳴り続ける公衆電話、底無しの浴槽等、見た目・演出共に、非常に不気味且つ怪奇色が強い話が多いです。「魔太郎の意思でそうした怪奇現象を起こしている」と言うよりは、「結果としてそういう現象が起こった」といった、意思の介入が無い様な印象があるのです。他にも全編ギャグの「無田(MUDA)博士のビックリハウス」や、「貝がらの中の少女」、連作「魔太郎ひとり旅」等、全体的に怪奇短編集の様な趣があり、これ以降、怪奇短編風の話が増えていった印象がありますね。
 11巻では原点に戻るかの様に、学校内で絡まれたり嫌がらせを受けたりする話が幾つかありますが、単なる復讐劇に留まらず、鏡の世界で奇妙な体験をするといった捻りが加えてあります。謎の怪物と戦う「黒い雪とともに」でも、さり気なく公害問題に関する風刺を取り入れたりしていますが、一方で、全く解決していないヤドカリ一家の話もあったりと、迷走している印象も…。12巻では、学校での話や「手を売る男」「ペンフレンド」「蚊男」等の怪奇色の強い話が混在し、内容的には11巻と同様ではあるものの、より洗練されてきた印象が出て来た所で、13巻で完結となります。
 基本的には虐められた事に対する恨みのパワーで、復讐の為に超能力を使用する訳ですが、通常の状態で予知夢や念写等の超能力を発揮したり、怪物を退治するといった良い方向に超能力を使う事もありましたね。他の漫画で似た様な超能力を持つキャラクターとしては、荒木飛呂彦(ARAKI HIROHIKO)の「ジョジョの奇妙な冒険(JOJO NO KIMYOU NA BOUKEN)」第3部に登場する呪いのデーボ(Devo)や、伊藤潤二(ITOU JYUNJI)のキャラ・双一(SOUICHI)、犬木加奈子(INUKI KANAKO)のキャラ・不気田(BUKIDA)くん、たたり(TATARI)ちゃん等が思い浮かびます。中には魔太郎をヒントにして作られたキャラも居る事でしょう。
 復刻版ではなく、最初に発売された少年チャンピオンコミックスバージョンで、1册90円と、かなりの掘り出し物だったのですが、巻数がバラバラで、特に最終巻が無かった事が非常に残念に思われます。
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