最近購読した漫画12【古本／アダルト】

　今回の本は全て去年の8月(日付不明)に購入した物です。エロ漫画雑誌もかつては書店で見掛ける物を片っ端から買い漁っていた時期があったのですが、最近は雑誌も単行本も余り買わなくなってしまいました。エロ漫画は基本的にストーリー部分での読み応えを期待して買うのではなく、完全にフェチに走って個人的な好みで購入する物なので、余り他人と薦め合う事は無いだろうし、数多く存在する作品の中から、絵柄・内容共に完全に好みが一致する物を探し出すというのも、なかなか大変な事なのではないかと思います。

　「愛のスクール　Rape＋２πr」　天王寺動物園(TENNOUJI DOUBUTSUEN)　１巻・・・・・これはかなりの掘り出し物と言えるかも知れません。100円で買ったし…。昔のERO漫画ファンには名の知られた、TENNOUJI DOUBUTSUENの出世作。全編ヤクザや不良達によるRapeシーンの連続なので、多少心苦しくなる面はありますが、絵柄は稚拙な所もあるにも関わらず、それを補って余りあるこのEROさは評価に値する。EROく無ければERO漫画ではない！と、作品を通して作者から語り掛けられているかの様だ。

　「超無敵魔法少女ラブリーくるくる(CHOU-MUTEKI MAHOU-SYOUJYO Lovery KURUKURU)」　奴隷ジャッキー(DOREI Jackey)・・・・・「コミックウインクル」1996年3月号〜1997年2月号に収録された読み切り作品８本と、1997年3月号〜6月号に連載された表題作全４話を収録した短編集。デビュー作も含まれている初期の作品集であり、技術的には未熟ではあるものの、キャラは皆可愛らしく、胸の描き方等はかなりエロティックで、後の成長を予感させます。
　作者自身も後書きで書いている通り、殆どの作品が「強姦物なのにハッピーエンド」という矛盾した内容なのですが、これは「元々両想いの少年少女が、相手の事を好きな余りそういう行為に及んでしまう」といった設定上、ある意味自然な流れであるとも言え、作者の「意地悪さ」と「優しさ」とが混在した性格が伺い知れる様でもあります。「ラブリーくるくる」は、これから話が広がりそうな所で打ち切られてしまっているのが残念なのですが、全４話という短命ながら、マスコットキャラの登場や、仲の良い友人が洗脳され、敵として戦う事になったり、その友人が２人目の魔法少女として仲間になるといった具合に、魔法少女物の王道展開はほぼ押さえられており、中身の濃い内容になっていると思います。

　「君ってドＭでしょ(KIMITTE DO-Ｍ DESHO)」　木工用ボンド(MOKKOUYOU Bond)・・・・・作者得意の、年上のお姉さん＋年下の少年というカップリング作品を主に集めた短編集。ショタ属性好みの要素も多分に含まれており、このジャンルが好きならば満足出来る事間違い無し。表紙の眼鏡っ娘は新聞部の部長で、覗きをした後輩に罰を与えている所。

　「Dis Vanish」　みたくるみ(MITA KURUMI)・・・・・いつも失敗ばかりの駄目ＯＬが、ある日突然変身ヒロインに！訳の解らないまま戦いに巻き込まれていくが、やがて自分に隠された謎を知り…。物語自体は途中で終わってしまっている。一応一般向けなので、露骨な性行為シ−ン等の描写は無いものの、男性の体液（唾液、血液でも可）を摂取して変身するという設定や、敵の男性幹部が女性を従わせる際に、必ず相手女性の胸を掴んで揉みしだく等、Eroticなシーンは多い。良いです。お薦め。