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漫画読書日記

自己満足の為の読書感想文。

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最近購読した漫画53【古本/少女漫画】



 今回の本は9/15・9/21に購入した物。少女漫画と言えば、最近はホラー物にばかり手を出す事が多く、ホラー物以外の作品を買って読む事が随分少ない様に思うので、もっと積極的に色々な物を読んでいかなければならないと思っています。子供の頃少女漫画を敬遠していた経験からか、どちらかと言うと昔の作品の方に興味を引かれる事が多く、今回もそうした想いを反映するかの様に、殆どが懐かしいレトロな作品となっています。画像の左上から順に紹介。

 「おでんグツグツ(ODEN GUTSU-GUTSU)」 弓月光(YUDUKI HIKARU)・・・・・「りぼん」1972年4月号〜8月号に連載。両親を無くし、おでん屋「お多福(OTAFUKU)」を1人で切り盛りするヒロイン・内藤道子(NAITOU MICHIKO)。そこへ「住み込みで雇って欲しい」とやって来た、工大4浪中の浪人生・堀田直(HOTTA NAO)。田舎からの送金も切れ、雇ってくれないと死んでしまうという直を可哀相に思い雇ってあげる道子だったが、発明好きや自炊の腕前が意外と役に立つ。そんな折、隣の空き地に新たに建てられたスナック「都(MIYAKO)」のママ・サミア(Samia)と客の奪い合いが始まり、てんやわんやの大騒動に発展。浮気性で美男に滅法弱い道子と、道子一筋の直。果たして2人は無事結ばれるのだろうか?
 涙が出そうになるぐらい懐かしいタイトルです。と言ってもリアルタイムで読んでいた訳ではないので、内容も作者が誰なのかも今まで全く知らなかったのですが…。小学生の頃、クラスの女子が学校に持って来たのを、意地悪な男子が変なタイトルだとからかっていた事があり、タイトルだけが強く印象に残っていて、何時か読んでみたいとずっと思い続けていたのです。中身は意外と普通のドタバタ物の少女漫画でしたが、長年の好奇心が満たされ、非常に満足しています。住み込みでバイト、リヤカーで荷物を運んで引っ越し、弁当2百円等、連載当時の時代が偲ばれ、なかなか味わい深い。

 「夕陽よ昇れ!!(YUUHI YO NOBORE!!)」 やまさき十三(YAMASAKI JYUUZOU)&あだち充(ADACHI MITSURU) 1・2巻・・・・・「週刊少女コミック」1979年8号〜?号に連載。主人公・沢木夕子(SAWAKI YUUKO)が夕陽の海岸で出会った少年・桂木剣一(KATSURAGI KENICHI)。彼は翌日双子の弟・竜(RYUU)と共に、夕子のクラスに転校して来る。剣道部に所属し、真面目で文武両道の剣一と、不良っぽく、軟派で喧嘩ばかりしている竜は対照的な双子だが、2人共夕子に好意を持ち、夕子は剣一に惹かれていく。しかし剣一には、あと一年足らずの命だという事情があった。剣一を追って剣道部に入部した夕子に対して、厳しくつらく当たる剣一だが、それは自分が長く生きられない為に、別れがつらくならない様、お互いに相手の事を忘れた方が良いという剣一の思いやりであった。その事を知った夕子は剣一に告白する事を決意し、2人は自分の気持ちを偽る事無く、好き合う様になる。そしていよいよ明日が剣道部の対抗試合という日の夕暮れ、2人が出会った海岸で、2人の将来について話し合っている最中、剣一は眠る様に安らかに息を引き取る…。
 双子の兄弟が2人共ヒロインの事が好きで、どちらかが死んでしまうという展開は「タッチ(Touch)」を思わせるが、弟の和也(KAZUYA)が死んでから随分長く続いた「タッチ」と違って、こちらは兄の剣一が死んで早々に物語は終了し、ごく在り来たり且つ王道的な、悲しくも美しい恋愛物の少女漫画といった内容となっている。
 1巻巻末収録の短編「居候よりひとこと(ISOUROU YORI HITOKOTO)」は「週刊少女コミック」1979年11号に掲載。銭湯を経営する四姉妹の許へ、長女・洋子(YOUKO)の知り合いの風来坊・銀次(GINJI)が世話になりにやって来る。しかし来て早々下着ドロボーの疑いを掛けられた銀次は、次女の雅子(MASAKO)と三女の弘子(HIROKO)に徹底的に嫌われた挙句、銭湯の客のヤクザと揉め事を起こした事で、家を追い出される羽目になってしまう。しかしその後雅子の婚約者の男が真犯人だった事が解り、更に銀次が雅子の事が好きだったという事を知った雅子は…。少々特殊な設定は連載漫画にも流用出来そうであり、一話限りの読み切りで終わってしまった事が惜しまれる。
 2巻巻末収録の短編「なかよしの詩(NAKAYOSHI NO UTA)」は「COM」1971年9月号に掲載。転校して来て二か月経つというのに、嫌われ者で未だに友達が出来ない高木(TAKAGI)だが、委員長だけは高木の本当の優しさを知っていた。実は高木はすぐにまた転校する事になっていたので、別れが悲しくならない様に、わざと嫌われ者を装っていただけだったのだ。高木と委員長のやり取りを隠れて見ていた皆は、晴れて高木と本当の友達となり、高木の目からは一粒の涙が…。学習誌に載せても良い様な、物凄く健全な内容の作品。随分古いタッチの絵柄で、かなり上手くて完成されてはいるのだが、後の同作者の絵柄と比べると、余りの違いに非常に驚かされる。

 「うわさの姫子(UWASA NO HIMEKO)」 藤原栄子(FUJIWARA EIKO) 15巻・・・・・

 「保育園へ行こう!(HOIKUEN HE IKOU!)」 樫の木ちゃん(KASHINOKI CHAN) 1巻・・・・・
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