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漫画読書日記

自己満足の為の読書感想文。

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最近購読した漫画33【古本/色々】



 今回の本は5/6・5/13に購入した物です。SFとホラーですね。もう少し冊数が多ければ、2回に分けて紹介していた所なのですが…。画像の左上から順に紹介。

 「惑星ロボ ダンガードA(WAKUSEI ROBO DANGARD ACE)」 松本零士(MATSUMOTO REIJI) 1・2巻・・・・・1億7千万年周期で太陽の周りを回る、太陽系第10番目の惑星プロメテ(Promet)。1億7千万年毎に太陽系の他の惑星に接近しては、何らかの影響を及ぼして来たとされるこの星が、かつて恐竜達の大絶滅があった時期から1億7千万年経った今、再び地球に接近する時が近付いていた。地球と同じ大気や自然環境を持つこの星への移住計画を巡って、大江戸(OOEDO)博士とドップラー(Doppler)教授が対立。後に独裁者となり、選ばれた優秀な人間だけが移住を果たして、自分達だけの楽園を築こうとするドップラーは、事有る毎に、大江戸博士達の計画の邪魔をする。
 一方、10年前のテスト飛行の際に、計画の全てを自分の物にしようとして仲間のロケットを撃ち落とし、テストを失敗させたという父の汚名を晴らすべく、訓練に打ち込む主人公・一文字タクマ(ICHIMONJI TAKUMA)。彼はドップラー達の妨害工作にも負けず、今日も謎の仮面の男・キャプテン・ダン(Captain DAN)の厳しい指導の下、移住計画の要となるダンガードAのパイロットとなる為の訓練に明け暮れる。そうしている間にも、惑星プロメテが地球に接近する日が刻一刻と近付いていた…。
 1977年3月〜1978年3月に放映されたアニメ版と同時期に連載されたコミカライズ作品だが、アニメ版とは随分異なる内容になっている。物語の細部や登場人物にも違いがある他、特筆すべきはやはり、ダンガードAのロボット形態が、最終回の最後のページにたった一度しか登場しないという事だろう。原作者の松本零士はアニメ版の内容に反発していた為、この様な内容にしてしまったらしいのだが…。ロボット形態が出なくても十分に面白い内容ではあるものの、看板に偽り有り過ぎで、アニメのファンが漫画を後から見たらガッカリするのではないかと思う…。
 2巻の巻末に収録されている「マシン童子(Machine DOUJI)」の序章編も、かなりスケールが大きくて続きが気になる作品。これに登場する少女の様な外見のマキ(MAKI)という少年が、なかなか可愛くて良い。

 「新説百物語(SHINSETSU HYAKUMONOGATARI)」 つのだじろう(TSUNODA JIROU) 4巻・・・・・「月刊ハロウィン」1987年10月号〜1990年?月号に連載。主人公・小鼓初音(KOTSUDUMI HATSUNE)は、寺の住職の娘。寺の本堂では、毎月仲間達が集まって怪談を語り合う「百物語の会」が開かれていた。今夜も又、個性豊かな語り部達が世にも不思議な話を聞かせてくれる。主人公自身が事件に巻き込まれて、奇怪な体験をする事も…。
 「新うしろの百太郎(SHIN USHIRO NO HYAKUTAROU)」の途中辺りから、純然たる「恐怖漫画」ではなく「心霊解説漫画」を描く様になり、全然怖くなくなってしまった印象があるのだが、同時期に描かれたこの作品も、やはり半分はそうした内容が含まれている。とは言え、純粋に怖がらせてくれる要素も半分は含まれているのだが、作者と絵柄の違うアシスタントの絵が余りにも多い事や、作品全体を通して縦軸となる一貫したストーリーが無く、各エピソードに前後の繋がりが無い事も手伝って、全体的に印象が薄い作品になってしまっている。以前読んだ別の巻には、物凄く怖い話が有った様に記憶しているのだが…。

 「オーロラが殺す(Auroro GA KOROSU)」 関よしみ(SEKI YOSHIMI)・・・・・1997年に発表された中編ホラー作品を3本収録した作品集。1997年12月11日発行。
 表題作の「オーロラが殺す」は「デザート」1997年9月号増刊「サスペンス&ホラー特集号」に掲載。大規模な磁気嵐を起こすオーロラが発生、ICやLCIが組み込まれた電気製品や機械類は全て狂い出し、人々はパニックに陥ってしまう。機械の御作動や暴動により多くの人々が命を落としていく中、「津波が来る」「S国が大気圏外で核実験を行った」等のデマが飛び交い、薬を飲んで自殺する人々まで現れる。果たして真相は?天変地異や機械の誤作動よりも、間違った情報に惑わされて正しい判断が出来なくなってしまう事こそが一番危険なのだという、教訓めいた内容の物語。
 「マッド・ストーカー(Mad Stalker)」は「別冊フレンド」1997年1月号増刊「サスペンス&ホラー特集号」に掲載。憧れの大輝(TAIKI)先輩と交際出来る様になって幸せの絶頂にあった花蓮(KAREN)に、怪しい人影が付き纏い、様々な嫌がらせが行われ始める。何年も前からゴミまで漁っていたらしいストーカーを捕まえる為、マンションのゴミ置き場に隠れて見張っていた大輝は、ゴミ置き場にカギを掛けられて閉じ込められた上、放火されて焼け死んでしまう。一体犯人は一体誰なのか…?
 「マッド・クラス(Mad Class)」は「別冊フレンド」1997年5月号増刊「サスペンス&ホラー特集号」に掲載。5年前に焼身自殺があった教室で、気弱な女生徒・西田(NISHIDA)に対する陰湿な虐めが行われる。担任の女教師・片桐(KATAGIRI)は、全て不浄霊の仕業だと言い、除霊を行い生徒達に聖水を飲ませるが、生徒達は皆この除霊と聖水の虜になってしまう。皆教師の言う事を良く聞く様になり、一見何も問題は無くなった様に思えるが、実は…。
 3本共「一番恐ろしい存在はやはり人間だ」という点が共通している。女性キャラは皆魅力的で、特に「マッド・クラス」の片桐は非常に私好みだ(ヤンデレ?)。同作者の単行本は人気が高い為か、復刻されている筈の新刊も古本も殆ど見掛けない為、偶々この本を見掛けて手に入れる事が出来た私は非常にラッキーだったと言えるかも知れない。しかし「傷んでいるので買い替えたい」と思っても、同じ物を見付けるのは尚困難だという所が難点だ…。

 「マップス シェアードワールド 翼を追う者たち(Maps Shared World TSUBASA WO OU MONO TATSI)」・・・・・
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