最近購読した漫画36【古本/スポーツ漫画】
【少年漫画】今回の本は、それぞれ5/13と6/15に購入。どちらも全巻セットで買ったのですが、中身を見ると傷んだり汚れたりしている物が数冊混じっていたので、結局それだけ後で買い替える羽目に…。大昔に完結していたり、長く続いている漫画の途中の巻を、所々ピンポイントで探して集めるというのは、非常に難しい事なのですよ。最初から綺麗な物のみをセットで販売して貰いたいものだと思います。
「ホールインワン(Hole in one)」 鏡丈二(KAGAMI JYOUJI)&金井たつお(KANAI TATSUO) 1〜13巻・・・・・スポーツの名門・明華(MEIKA)学園に入学した戸橋矢一(TOBASHI YAICHI)は、ゴルフ部に入部して、全国大会への出場者を決める理事長杯に出場する。育ちの悪さ故「名門校には相応しくない」と、他の生徒や先生達から疎まれ、試合中も様々な妨害を受けるが、最後まで勝負を諦めない粘り強さで理事長杯を制し、続く全国大会でも華々しい活躍を見せる。「週刊少年ジャンプ」1977年23号〜1979年49号に連載され、その後続編「おれのラウンド(ORE NO Round)」が「月刊少年ジャンプ」に連載された。
すぐにカッとなってパートナーと喧嘩を始めたりする所はどうかと思うけど、基本的には明るく陽気なお調子者で、外見の可愛さからも、他の女生徒達に可愛がられたりしている所が微笑ましい。また、女性キャラが皆非常に魅力的であり、ショット時のパンチラ等、お色気要素が多いのも嬉しい所だが、やはり根幹となるゴルフの対決シーンがしっかりと描かれているからこそ、そういったおまけ要素も活きてくるのだと思う。
特に、高く打ち上げて風に煽られるボールやグリーンを転がるボール等、ボールの描き方が臨場感を高める事に直接繋がっている様に思います。これは「プロゴルファー猿(Pro Golfer SARU)」を読んだ時にも思った事なのですが、やはりボールの描き方は、ゴルフ漫画に於ける最重要ポイントの1つですね。
全編の殆どを理事長杯と全国大会でのエピソードが占め、7巻以降は最終話まで全国大会でのエピソードが続く為、入院中の母やアジアサーキットに出掛けた境(SAKAI)さん、転校して行った安保(ANPO)等、置き去りにされたままの部分がずっと気になっていたのですが、安保とは全国大会の決勝中に再開しましたし、その他の部分についても、最終話でちゃんとフォローしてくれていたので安心しました。しかも「いずみちゃんグラフィティー(IZUMI-CHAN graffiti)」の田村いずみ(TAMURA IZUMI)まで登場するとは…。
是非とも続編「おれのラウンド」も、なるべく早く全巻手に入れて読みたいものだと思います。
「はるかなビシ(HARUKANA BISHI)」 みやたけし(MIYA TAKESHI) 1・2・3巻・・・・・「週刊少年サンデー」1984年49号〜1985年25号に連載。手製のラケットと、近所の空き地に作った粗末なテニスコートで練習に励む尾藤修一(BITOU SHUUICHI)・尾藤真(BITOU SHIN)兄弟。彼等は、仲の良い友人やライバル・師匠とも呼べる人物達との出会いや数々の特訓・試合を経て、遂に互いに最大のライバルと目する兄弟対決に臨む。
貧乏な主人公に金持ちのライバル、酷いケガを押して特訓や試合に臨むといった、往年のスポ根ドラマの様な要素が多々含まれてはいるものの、手抜きとも見えるディフォルメ絵の異常な多さや、尾藤真の終始ふざけている様な軽いノリの為、全く重さを感じさせない内容となっている。その為、本来なら負けられない筈の重要な試合さえ、何だか負けても良い様な緊張感の無さであり、それでも必ず勝ってしまう所は、御都合主義の様に思えて、余り喜びが伝わって来ない。
テニスの試合をケンカと称して、飽くまでケンカ腰のパワフルなプレイングに拘る兄と、どんな時でも楽しむ事を忘れず、兄弟対決さえ兄と遊んでいるつもりの弟との対比は、そのまま1970年代の「スポ根の時代」から1980年代の「ネアカの時代」へと以降する、時代の節目を象徴しているかの様に思えなくもないが、そのテーマ性を上手く表現し切れたとは言い難く、結局打ち切りに終わってしまった事は残念に思えてならない。
↑「はるかなビシ」3巻での1コマ。「キャプテン翼(Captain TSUBASA)」の大空翼(OOZORA TSUBASA)が出演しています。「yoichi」というサインが入っている事からも、これは作者の高橋陽一(TAKAHASHI YOUICHI)自身の筆による物だと考えて間違いは無いでしょう。両作者共、同時代に「ジャンプ」でデビューした作家なので、交流があったとしても不思議ではありませんが、私は「はるかなビシ」と「キャプテン翼」が同一世界上の物語であり、異なる作者による他作品同士のクロスオーバーが成されている!と勝手に深読みして、1人で悦に入っています。
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