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漫画読書日記

自己満足の為の読書感想文。

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最近購読した漫画29【古本/ヤンメガ・マイティ♡ハート】



 絶版となって手に入らなくなってしまった本ならともかく、今でも普通に書店で新刊が手に入る物を古本で買う事には、少々抵抗感が伴います。作者の収入に繋がらない事がその最大の理由であり、ファンならば応援している作家の作品は、その作者の収入に繋がる様、当然新刊を買うべきだと基本的には思っているのですが…。しかし全く知らない作家の作品を、安い値段で試し読み出来るという点は利点でもありますし、又、書店の扱いや保存が悪くて、新刊なのに日焼けしたり傷んだりしている事が多い一方で、古本屋で売られている物の方が状態が良い場合も多く、綺麗な新刊が手に入らない為に、仕方無く古本の方を買う事も多いのは残念な所です。
 私はリサイクルによる地球の環境保護及び資源保護という観点では、元の所有者が要らない物を手放し、それを欲している次の所有者の手に渡らせるというシステムそのものは、歓迎すべき事だと思っています。唯一の問題点は、中古販売では、それを制作した作者や出版社やメーカーの儲けに繋がらないというただ一点のみであり、売り上げの何割かを作者や出版社やメーカーに還元するシステムが構築されれば、その問題も解決すると思うのですが…。その分中古価格に上乗せされ、購買者の負担が少々増えたとしても、自分が好きな作者や出版社やメーカーの儲けにちゃんと還元されるのであれば、誰も文句は言わないと思います。そうすれば、私が古本を買う時にいつも感じているある種の後ろめたさも、感じなくて済む様になると思うんですけどね…。
 今回の本は2/23・3/2・3/17に購入した物です。今回紹介する2作品に関しては、次回の日記も合わせて参照して下さい。

 「マイティ♡ハート(Mighty♡Heart)」 マツリセイシロウ(MATSURI SEISHIROU) 2・4・5・6巻・・・・・「週刊少年チャンピオン」2007年12号〜2009年14号まで連載された、悪の怪人が正義のヒロインに恋をするといった内容の、恋愛&お色気&ヒーローギャグ漫画。
 1巻を読んだ時点では緩いお色気ギャグ漫画だと思っていただけに、2巻の最初にいきなり対怪人殲滅機関内での反乱によるマイティハート(Mighty Heart)の危機といった、大きな出来事が起こった事には少し驚かされたのですが、全体を通して見ると、どうやらこれも小さな事件の1つに過ぎなかった様です。本格的に面白くなり始めるのは、やはりヴォルケン(Volken)の上司でかなり強引な性格のメラクベータ(Merak Beta)が登場し、更にヴォルケンがようやく自分がマイティハートこと舞島心(MAISHIMA KOKORO)の事が好きなのだと自覚し始める4巻以降でしょう。ヴォルケンがマイティハートを誘惑して悪の組織に引き込むという、おかしな作戦をメラクベータから指示されるのですが、5巻に於いてマイティハートの正体が判明する事で、「倒すのではなく仲間に引き込む」というその作戦にも辻褄が合っている事が解ります。
 悪の組織内に於いても反乱が起こり、その一方でヴォルケンを取り巻くハーレム状態が構成される等、ヒーロー物としてもお色気恋愛物としても設定が充実してきた所で、急転直下、物語は収束に向かい始めます。
 対怪人殲滅機関内で反乱を起こした津川雅(TSUGAWA MIYABI)や、鳴り物入りで登場したマイティハートのライバル・クーデルカ(Koudelka)等、後々全然活躍しなくなるキャラが居るかと思えば、シヴァルツ(Schwarz)やケロル(KERORU)等、重要キャラであるにも関わらず、一時期全く出て来ない空白の時期があるといったキャラの扱い方は、少々気になる所です。普段から全員がその世界に存在している様子をきちんと描いて欲しかったと思うのですが、キャラの数も多いし、ちょっと難しい注文かも知れませんね。

 「ヤンキー君とメガネちゃん(Yankee-KUN TO MEGANE-CHAN)」 吉河美希(YOSHIKAWA MIKI) 3・4・6・8・9・10巻・・・・・「週刊少年マガジン」2006年27号から3話連続読み切り掲載の後、46号から現在も連載中。現役不良の品川大地(SHINAGAWA DAICHI)と、元不良で今は真面目な足立花(ADACHI HANA)の2人が巻き起こす、学園騒動記。1巻を読んだ時点では、単なる緩いギャグ漫画としか思っていなかったのですが、巻数を重ねる毎に、段々本格的な学園漫画になって来ました。
 3巻では非行少女・大宮有砂(OOMIYA ARISA)の問題と、登校拒否生徒・千葉星矢(CHIBA SEIYA)の問題が無事解決し、2年生にも進級して、仲間も増えて賑やかになりました。4巻からは生徒会活動も始めて、「不良が生徒会を務める」という、今までの不良漫画では余り無かった展開に期待感も高まります。一方で、今まで以上に「物事を暴力で解決してはいけない」という足枷が強くなってしまったのではないかと要らぬ心配もしてしまったのですが、力も1つの手段として、使うべき状況下ではキッチリ使っている様です。まぁ「全ての物事には適切な解決方法があり、力で何でも解決しようとするのはいけない事だが、力こそが有効な解決方法である場合もある」といった所でしょうか。
 文化祭や修学旅行等の行事を経て、8巻で遂に彼等は3年生となりました。次から次へと事件が起こり、新たな問題児が現れては厄介事を引き起こしてくれるのですが、その問題児達も見方を変えれば、必要な人物であったり魅力的なキャラであったりもする訳で、元々主人公達自身も問題児だった事を考えると、彼等が生徒会活動を通じて物事の解決に当たる事は、非常に適任である様にも思われます。
 10巻で初登場する、この学校に6年間も在籍している「長老」と呼ばれる人物の事ですが、5巻で前年度の会長が言った「訳有りの生徒」の中に、恐らく彼の事も含まれていたのでしょう。自分達より3歳も年上で既に成人している大人を相手に、彼等はどう立ち回るのか、そして「長老」がこの学校に在籍し続けなければならない理由とは何なのか?この後11巻を購入するまで暫く間が開くので、その間非常に気になって仕方ありませんでした。
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