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漫画読書日記

自己満足の為の読書感想文。

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最近購読した漫画91【古本/ホラー漫画(ぶんか社)】



 今回はぶんか社のホラーMコミックス。今回の本は全て12/3に購入した物です。

 「理不尽な海(RIFUJIN NA UMI)」 さいとう邦子(SAITOU KUNIKO)・・・・・1994年2月20日発行。

 「恐怖テレビ TVO(KYOUFU Televi TVO)」 御茶漬海苔(OCHDUKE NORI) 1・2巻・・・・・「ヤングサンデー」1988年No.14〜19??年No.??に連載された、一話完結形式の短編ホラー漫画。全4巻。
 1巻は1994年5月20日発行。巻頭にプロローグ的な描き下ろし「恐怖テレビ(KYOUFU Televi)」を加え、「砂嵐から(SUNAARASHI KARA)」「スクール(School)(前)」「スクール(後)」「呪文(JYUMON)」「サバイバル・ゲーム(Survival Game)」「電話(DENWA)」「清潔(SEIKETSU)」「臓器(ZOUKI)」「コンビニエンス・チルドレン(Convenience Children)」の全10話を収録。
 2巻は1994年6月20日発行。描き下ろしを1話加えた、「心霊番組(SHINREI BANGUMI)」「愛情物語(AIJYOU MONOGATARI)」「毎日が毎日(MAINICHI GA MAINICHI)」「ジジイじゃない(JIJII JYANAI)」「黄金TOY(OUGON TOY)」「受験ファイア(JYUKEN Fire)」「ゴルフ日和(Golf BIYORI)」「規則(KISOKU)」「あいしてるよ(AISHITERUYO)」の全9話を収録。
 2巻のカバー折り返し部分の紹介文で「現代社会の病理をえぐる、サイコ・ホラーの傑作シリーズ!」と紹介されている通り、発表当時の社会問題を取り上げた内容の物が多いが、淡々と話が進行し、悪人が報いを受ける事なく被害者が救われないまま終わるといった具合に、説教臭い風刺物としてではなく、現代社会に潜む「恐怖」をそのままストレートに描き綴った単純明快な内容の作品。深夜に勝手にテレビの電源が入り、放映されていない筈の番組が始まる…といったプロローグ部分からも、読者自身がテレビのチャンネルをガチャガチャ変えながら、次々と番組を「消費」していく様な感覚で読み進める事を意図した構成となっている事が伺える。
 この1・2巻に限って言えば、霊を扱った内容の「心霊番組」以外は全て人間が引き起こした恐怖や悲劇であり、悪人が優遇される理不尽さを描いた「スクール」や「臓器」、ごく一般的な常識感や善悪感が欠如している人々の姿を描いた「呪文」「コンビニエンス・チルドレン」「黄金TOY」、その他歪んだ愛情やストレス社会をテーマにした物は、風刺漫画ではないとは言え、色々と考えさせられる内容である様に思う。スプラッター描写及びグロ描写が激しい物は「砂嵐から」「清潔」「臓器」「心霊番組」「ゴルフ日和」等。

 「学園迷宮(GAKUEN Mystery)」 沖田有美子(OKITA YUMIKO)・・・・・1995年12月1日発行。

 「少女同盟(SHOUJYO DOUMEI)」 神田森莉(KANDA MORI)・・・・・1996年9月1日発行。
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