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漫画読書日記

自己満足の為の読書感想文。

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最近購読した漫画121【古本/ホラー漫画(松本洋子)】



 3/11に購入。

 「黒の組曲(KURO NO KUMIKYOKU)」 松本洋子(MATSUMOTO YOUKO)・・・・・

 「見えない顔(MIENAI KAO)」 松本洋子(MATSUMOTO YOUKO) 1・2巻・・・・・

 「殺意のメッセージ(SATSUI NO Message)」 松本洋子(MATSUMOTO YOUKO) 1・2巻・・・・・「なかよし」1992年11月号〜1993年5月号に連載された異色学園サスペンス。1巻は1993年6月5日、2巻は1993年9月6日発行。
 ある日校内で誰かの強い殺意を感じた真砂(MASAGO)。彼女には、子供の頃人の心が読めるという力があった。八年前に父が母を殺して自殺するという不幸な事件があった後、厄介者扱いされ親戚中を盥回しにされていた彼女は、父の友人だった篠宮(SHINOMIYA)氏に引き取られた事でようやく自分の居場所を見付け、その力も失っていたのだが…。兄の様な立場の篠宮希(SHINOMIYA KEI)に相談する真砂。そして事件は起こる。文化祭前日に皆で学校に残って準備を終えた後、話があると言って希を呼び出した上園(KAMIZONO)が、翌日死体となって発見されたのだ。死亡推定時刻、真砂は校門で希を待っており、BFの日高(HIDAKA)はやよい(YAYOI)に呼ばれてミシンの修理の為に校舎に戻っていた。後の調べで上園の友人の平野(HIRANO)と、上園に振られた恨みを持つ西岡(NISHIOKA)も同時刻に校内に居た事が判明。一体犯人は誰なのか?あの時の殺意は、犯人から上園へ向けられたものだったのか?しかし殺意はその後真砂へと向けられる。新聞部部長の七尾(NANAO)は何かを知っている様子で、今回の事件が八年前の事件と繋がっていると言うが…。
 超能力が関係しているだけに本格的な推理物とは言い難いが、「ひぐらしのなく頃に」の先取りの様にも感じられる、先の展開がかなり気になるストーリー。怪しい人物や動機は大体最初から提示されているのだが、平野や七尾の言動の謎や、彼等に対して感じる読者自身の苛立ちがミスリードを促す要因となっている様にも思う。平野はある意味上園よりも嫌な性格をしているのではないかと思えてしまう面もあるが、個人的にはかなり好きなキャラ。
 2巻に同時収録されている「血のつぶやき 闇のささやき」は1990年「なかよし増刊号」に掲載。ソニアを愛していた使用人のスライは、屋敷から追い出されそうになった事から、ソニアの両親を殺害。その後誤ってソニアと共に階段から落ち、凶器のナイフが胸に刺さって死んでしまう。入院したソニアは、目覚めたその日から、死んだスライが自分を呼んでいる様な悪夢や幻覚を度々見る様になってしまう。一見ホラーかオカルト物の様だが、実は割と現実的で推理物の様な要素もあり、全121Pとかなり読み応えのある中編サスペンス。

 「魔物語(MAMONOGATARI)」 松本洋子(MATSUMOTO YOUKO)・・・・・1992年〜1993年に発表された、表題作を含む2本の中編ホラー作品を収録した作品集。1993年12月6日発行。
 表題作の「魔物語」は「なかよし」1993年3月号別冊付録として描かれた作品。
 「そして闇はよみがえる(SOSHITE YAMI HA YOMIGAERU)」は「なかよし」1992年8月号〜9月号に連載。
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