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漫画読書日記

自己満足の為の読書感想文。

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最近購読した漫画186【古本/ホラー漫画】



 今回の本は7/13・7/15・7/17に購入及び入手。「入手」は7/17に友人から貰った「御茶漬海苔の長編オカルトロマンス ネビロスの双児(OCHADUKENORI NO CHOUHEN Occult Romance Nebiros NO FUTAGO)」です。
 ホラー漫画の古本は何時もたくさん購入しているので、本来ならば一定数集まるのを待った上で、作家別・出版社別・レーベル別・シリーズ別といった区分をして紹介したい所なのですが、今回は、近い内に続巻や関連作品を入手して個別に紹介するのは難しそうに思える物ばかりなので、早めに紹介しておく事にしました。
 文庫版で集めれば全巻揃えるのは簡単なのに、相変わらずビッグコミックスの方で集めている「14歳(Fourteen)」、服部あゆみ(HATTORI AYUMI)の「風水斎シリーズ(KAZAMI ITSUKI Series)」、入手が比較的容易な物はほぼ集めてしまったハロウィン少女コミック館、廉価版のコンビニコミックを除けば未入手の物は残り少ない稲川淳二(INAGAWA JYUNJI)の怪談コミック等…。御茶漬海苔(OCHADUKENORI)の単行本も、今回友人から貰った東京三世社の物はかなり入手難易度が高そうに思います。

 「御茶漬海苔の長編オカルトロマンス ネビロスの双児(OCHADUKENORI NO CHOUHEN Occult Romance Nebiros NO FUTAGO)」 御茶漬海苔(OCHADUKENORI) 上巻
 1988年2月10日初版発行。東京三世社 マイコミックス。

 「ダークサイド・シティ 風水斎シリーズ1(Dark Side Sity KAZAMI ITSUKI Series1)」 服部あゆみ(HATTORI AYUMI)
 1989年12月10日初版発行。大陸書房 ホラーハウス・コミックス。

 「有限会社 霊能戦隊プラズマン(YUUGEN-GAISHA REINOU-SENTAI Plasman)」 服部あゆみ(HATTORI AYUMI)
 1994年9月20日第1刷発行。朝日ソノラマ ハロウィン少女コミック館。

 「シリーズこわい本<1> 映像(Series KOWAI HON<1> KAGE)」 楳図かずお(UMEZU KAZUO)
 1990年5月20日初版発行。朝日ソノラマ ハロウィン少女コミック館。

 「14歳(Fourteen)」 楳図かずお(UMEZU KAZUO) 8巻
 1992年11月1日初版第1刷発行。小学館 ビッグコミックス。

 「コミック 稲川淳二の最新・超怖い話(Comic INAGAWA JYUNJI NO SAISHIN・CHOU KOWAI HANASHI)」 稲川淳二(INAGAWA JYUNJI) 3巻
 角川書店 ザ・ホラーコミックス。2001年7月2日初版発行。タレント・稲川淳二が語る怪談を原作としたホラー漫画短編集で、3巻には2000年に発表された10人の作家による10作品と、巻末に心霊スポットを紹介した付録を収録。

 恐怖の1[死の旅館(SHI NO RYOKAN)]は2000年7月「稲川淳二の怪談ナイト」に掲載されたたしろたくや(TASHIRO TAKUYA)の作品。身寄りの無い姉妹2人が細々と経営する、山の中の閑静な旅館へ泊まりに行った3人のOL。姉妹の怪しい態度や、体が透けて見えた事に恐怖を訴えるカオル(KAORU)とマナミ(MANAMI)を残して、タカコ(TAKAKO)は1人買い出しに出掛ける。戻ってみると旅館の雰囲気が昼間とは違って見え、電気も点けていない暗い座敷で、カオルとマナミは殺されていた。
 恐怖の2[深夜の足音に運び込まれたポスター(SHINYA NO ASHIOTO NI HAKOBIKOMARETA Poster)]は2000年7月「稲川淳二の怪談ナイト」に掲載された小林D通孝(KOBAYASHI D MICHITAKA)の作品。妙に寝つけない夜、家の前に車が停まり、ドアを閉める音と足音が部屋の前まで聞こえてくるが、足音はそこで止まり、部屋の中には誰も入って来ない。そんな事が何度か続いたある日、足音の正体を確かめてやろうと、足音が部屋の前で止まった瞬間に部屋の戸を開けてみると…。
 恐怖の3[幽霊の親子(YUUREI NO OYAKO)]は2000年7月「稲川淳二の怪談ナイト」に掲載された緋龍高弘(HIRYUU TAKAHIRO)の作品。深夜の温泉番組の撮影の為にやって来た温泉旅館。スタッフの1人が、風呂上がりに地下の小屋へ下りて行くアベックを見たと言い、野次馬根性で覗きに行った一行だが、旅館の女将はロケ隊以外に客は誰も泊まっていないと言う。しかしスタッフは本当にアベックを見たと食い下がり、改めて地下の小屋を見に行くと、そこには…。
 恐怖の4[真っ赤な男(MAKKA NA OTOKO)]は2000年7月「稲川淳二の怪談ナイト」に掲載されたしきの季候(SHIKINO KIKOU)の作品。横浜のディスコでライブをする事になった稲川は、行った事の無いそのディスコの事を夢に見るが、夢の中で、鏡に映る何人もの同じ男の姿の内、1人だけが全身真っ赤という異様な光景を見た事に不吉な予感を感じ、仕事をキャンセルする。実際そのディスコでは、数々の怪現象が起こっていたのだった。
 恐怖の5[右腕を踏む男(MIGIUDE WO FUMU OTOKO)]は2000年7月「稲川淳二の怪談ナイト」に掲載されたかまたきみこ(KAMATA KIMIKO)の作品。TVの取材で群馬の田舎へとやって来た一行。夜中に部屋に入って来て右腕を踏み付け消えた男は、何かを訴えに来たのだろうか…?
 恐怖の6[天窓からのぞき込む女(TENMADO KARA NOZOKIKOMU ONNA)]は「ザ・ホラー」2000年10月号に掲載された黒百合姫(KUROYURIHIME)の作品。入院している危篤状態の夫を看病する妻。ナースコールを押し、看護婦の到着を待っている間ふとドアの方を見ると、ドアの上の天窓から、病気で死んだ夫の前妻の霊が覗いていた。
 恐怖の7[押し入れからの声(OSHIIRE KARA NO KOE)]は2000年7月「稲川淳二の怪談ナイト」に掲載された森川葉(MORIKAWA YOU)の作品。地方回りの役者が泊まった青森のとある街の旅館。酒盛りの後雑魚寝をしていた夜、隣の部屋から、病気の為仲間に置き去りにされたらしい役者親子の呟きが聞こえてくる。しかし今自分達が居る部屋が突き当たりであり、隣に部屋など無い筈。もしや声は押し入れの中から聞こえてきたのだろうか…?
 恐怖の8[裁判に勝った幽霊(SAIBAN NI KATTA YUUREI)]は「ザ・ホラー」2000年8月号に掲載されたみのおひなせ(MINOO HINASE)の作品。昔のフランスでの出来事。何年も帰って来ない筈の船乗りの夫が、船出してから1年後に妻の許へと帰って来た。予定外に早い夫の帰りを喜ぶ妻だったが、翌朝夫の姿は消えており、1か月後、夫が帰って来たあの日に、夫の乗った船が沈没していた事実を知らされる。その後妻は妊娠し、周囲の人々に浮気を疑われる妻だったが…。
 恐怖の9[母の愛(HAHA NO AI)]は「ザ・ホラー」2000年10月号に掲載されたカネコヒトミ(KANEKO HITOMI)の作品。A子の学生時代からの親友B子が入院し、B子の家で小さい子供の面倒を見ていたA子。ある夜A子が寝ていると、入院している筈のB子が帰って来て、赤ん坊にミルクを飲ませていた。
 恐怖の10[チョコレートを買ってくれた人(Chocolate WO KATTE KURETA HITO)]は「ザ・ホラー」2000年10月号に掲載された三浦晃(MIURA KOU)の作品。第二次世界大戦後のドイツで起こった出来事。父が戦死し、祭りの日にチョコレートを買って貰えず塞ぎ込んでいたオットー(Otto)は、公園で出会った男性にチョコレートを買って貰い、「知らない人に物を貰ってはいけない」と祖母に叱られるが、その男性はハンスや家族の事をとてもよく知っていたのだった。
 恐怖の付録[厳選!! 日本全国心霊スポット 稲川淳二編]では、書き下ろしの文章とイラストで、北海道から熊本まで日本全国22ヶ所の心霊スポットを紹介。イラストは天草あむ(AMAKUSA AMU)。

 10作品中、私が元になった怪談を知っていた物は[死の旅館]のみ。これは穂実あゆ子(OMI AYUKO)によっても漫画化されている有名な怪談の1つだが、こちらのバージョンでは、稲川がロケに向かう夜汽車の中で聞いた話だという説明が無く、OLの人数にも違いがある。[天窓からのぞき込む女][裁判に勝った幽霊][母の愛][チョコレートを買ってくれた人]といった感動的な良い話が目立つ一方で、[死の旅館][真っ赤な男]の様な本当に恐ろしい話や、[幽霊の親子][押し入れからの声]の様な残酷な話もある等、内容のバラエティーはかなり豊富であると言え、全10作品と収録されている作品数が多めである事や、巻末に心霊スポット紹介を収録している点等、読み応えのある1冊にしようという工夫が見られる。
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