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漫画読書日記

自己満足の為の読書感想文。

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最近購読した漫画277【新刊/日常ギャグ】



 「子供向けの作品を軽視してはいけない」

 最近漫画を読めない子供が増えてきているという話が、ネット上で議論されている様だ。ツイッター上での誰かの呟きが始まりとの事なので、真偽の程は定かではないが、物解りが悪い奴というのは実際よく居るので、ちょっと難しい内容の漫画になると、ストーリーに付いて行けなくなって、途中で読むのをやめてしまうという事はよくある事だと思う。この問題に対する意見の1つとして、子供が生まれて初めて漫画に接して、漫画の面白さを知るきっかけになる様な「入門用の漫画」という物が最近は無くなってきている、と言う誰かの意見に、私は大いに賛同したいと思う。

 私が生まれて初めて読んだ漫画は「ドラえもん」だった。漫画の面白さを教えてくれたのも「ドラえもん」であり、今でも「ドラえもん」は自分が好きな漫画の最上位にランクインしている。
 「小学一年生」「小学二年生」「小学三年生」「小学四年生」「小学五年生」「小学六年生」という全ての学習雑誌に掲載されていた「ドラえもん」の優れていた点の一つとして、内容が各学年に合わせて描き分けられていたという点が挙げられる。「小学一年生」版ではコマも大きく内容も非常に単純で、例えば落書きの飛行機が空を飛ぶといった身近で夢のある内容の物が多く、逆に「小学五年生」や「小学六年生」といった高学年版では、駄目少年の筈の主人公・のび太(NOBITA)が、夏休みに徒歩で太平洋横断を計画したり、ネッシーが存在するかしないかを議論し合う為に多くの資料を集めたりするなど、複雑且つ自分の力で何かを成し遂げようとする様な自立心が見られる話が多くなっている。「ドラえもん」に小学一年生の子供が初めて接した場合も、小学六年生の子供が初めて接した場合も、どちらにとっても受け入れ易い様に工夫されているという訳だ。

 「コロコロコミック」が創刊されたばかりの最初の頃は、全500Pの内、250~300Pぐらいが藤子不二雄(FUJIKO FUJIO)の漫画であり、藤子のアシスタントを務めた作家が次々とデビューしたり、「藤子不二雄賞」という新人賞を設けるなど、正に「藤子推し」とも言える内容だったのだが、「ドラえもん」「オバケのQ太郎」「パーマン」「忍者ハットリくん」「怪物くん」といった藤子漫画が全般的に、初めて漫画に接する子供達に漫画の面白さを教えてあげられる「入門用の漫画」と言える存在であった事を考えれば、その方針は決して間違いではなかったと言えると思う。

 私より少し下の世代になると、生まれて初めて読んだ漫画が「少年ジャンプ」と言う人も多いのではないかと思うのだが、「ジャンプ」や「サンデー」等になると対象読者層の年齢は少し高くなるので、「生まれて初めて読む漫画」としては相応しくない。近年子供達に人気のキャラと言えば真っ先に「名探偵コナン」が思い浮かぶが、キャラはともかく、作品自体は殺人事件などを扱い、読者に推理を促す様な内容なので、幼稚園児には難し過ぎるし、場合によってはトラウマをも与えかねない。低年齢向けとしてある程度相応しい漫画と言えば、せいぜい「ドラえもん」や「あさりちゃん」「アンパンマン」「忍たま乱太郎」、後は各種4コマ漫画ぐらいではないだろうか。アニメも同様に「プリキュア」「ポケモン」「イナズマイレブン」ぐらいしか思い付かず、非常に少なくなってきている事が解る。如何に少子化で子供の数が減っていて、漫画やアニメを楽しむ大人が増えてきているからと言って、子供が全く居なくなった訳ではないのだから、「子供向けの作品」という物をないがしろにしてはいけないのだ。

 アニメと言えば、「イカ娘」や「けいおん!」等、子供が見ても害が無く、難しい内容でもない作品を、何故ゴールデンタイムに放映せず深夜の時間帯に放映するのか、TV局のやっている事も全く理解出来ない。アニメの数自体は増えているのに、ゴールデンタイムに放映されるアニメは非常に少なく、代わりにタレントが雛壇に座って雑談している様な下らないバラエティーばかりやっている。漫画が読めない子供が増えてきている原因の1つとして、アニメの様に「ただ見ているだけで勝手に話が進んでくれる」メディアばかりを楽しんで、漫画の様に自分から能動的に「読む」という行為をしなくなっているからだという意見もあり、その意見にも一応私は賛同しているのだが、漫画原作のアニメを観て原作に興味を持ち、漫画に移行するというケースもあるので、子供に害が無い作品ならば、ドンドンゴールデンタイムに放映して、観て貰う事を促すべきだと思う。

 「漫画やアニメの地位を向上させる為に、深いテーマ性のある大人向けの作品を作る事にもっと力を入れるべきだ」という意見もネット上で時々見掛けるが、それは違う。まず子供向けの作品こそを真摯に実直にしっかり作るべきであり、子供に漫画やアニメの面白さを知ってもらう事が出発点。そうする事で子供がいずれ大人になった時に「漫画やアニメに理解ある大人」になるという訳だ。子供の時から漫画やアニメに興味が無い者が、大人になって突然漫画やアニメに理解を示すなどという事は殆ど有り得ない。とにかく「漫画の読み方や、漫画の面白さを子供達に知って貰う」という事も又、立派な「教育(情操教育)」の1つなのではないかと思う今日この頃なのである。
 今回の本は2011年11/29・2012年1/6・1/27に購入。

 「よつばと!」 あずまきよひこ 11巻

 「侵略!イカ娘(SHINRYAKU! IKA-MUSUME)」 安部真弘(ANBE MASAHIRO) 11巻
 秋田書店 少年チャンピオンコミックス。2012年1月20日初版発行。

 「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん」 4巻 藤子・F・不二雄


 ↑「よつばと!」11巻を購入した際に書店でくれたブックカバー。専用のブックカバーが用意されている事を知らず「カバーは要らない」と言ってしまったのだが、「それでは自分でお付けになりますか」と言って、カバーも本と一緒に買い物袋に入れてくれた。なかなか親切な店員さんだった。
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